ミックスとは
ミックスは、録音や打ち込みで作られた複数のトラックを、1つの楽曲として聞こえるように整える工程です。フェーダーで音量、パンで左右の位置を決め、EQやコンプレッサーで音色と音量差を調整し、リバーブやディレイで奥行きやまとまりを作ります。
最初は音量バランスから
プラグインを追加する前に、各トラックのフェーダーだけで主役と脇役が分かる状態を作ると判断しやすくなります。ボーカルを中心にする曲でも、常に最も大きくすればよいとは限りません。曲の意図に合わせて、どの音へ自然に耳が向くかを整えます。
周波数・定位・奥行きを整理する
同じ帯域に多くの音が重なると、個々のパートが聞こえにくくなります。EQで不要な成分を整理し、パンで左右へ配置し、リバーブやディレイで前後の距離感を作ります。コンプレッサーやオートメーションは、曲の中で音量が不安定な部分を整えるために使います。
2ミックスを作る
最終的に各トラックはステレオ出力などへまとめられ、2チャンネルの音声ファイルとして書き出されます。これを2ミックスと呼びます。後工程のマスタリングへ渡す場合は、不要なクリッピングや過度なリミッティングを避け、余裕を残して書き出します。
再生環境を変えて確認する
制作中のスピーカーだけで判断すると、低音や広がりの問題を見落とすことがあります。ヘッドホン、スマートフォン、小型スピーカーでも聞き、音量を小さくしたときに主役が分かるか、モノラルで重要な音が消えないかを確認します。参考曲と音量をそろえて比べる方法も有効です。
理解を深める記事
別の環境でミックスするために各トラックを書き出す方法と、2ミックスの違いは、Logic Proで全てのトラックのパラデータを書き出す方法で紹介しています。
