マスタリングとは
マスタリングは、完成したミックスを配信サービス、動画、CDなどの公開先へ合わせて最終調整する工程です。EQで全体の音色を整え、コンプレッサーやリミッターでダイナミクスとピークを管理し、さまざまな再生環境で大きく印象が崩れない状態を目指します。
ミックスとの違い
ミックスではボーカル、ドラム、ギターなど個別のトラックを調整できます。マスタリングで主に扱うのは、それらがまとまったステレオミックスです。ボーカルだけを大きくするような修正は難しいため、パート間の問題はできるだけミックスへ戻って直します。
音圧を上げるだけではない
マスタリングは音を大きくする工程と思われがちですが、目的は公開できる最終版を作ることです。ラウドネス、True Peak、周波数バランス、左右の広がり、曲の始まりと終わりなどを確認します。複数曲をまとめる作品では、曲間の音量感や間隔も整えます。
配信先に合わせて確認する
配信サービスでは再生時にラウドネスを調整する場合があり、ただ大きく仕上げても常に大きく再生されるとは限りません。特定の数値だけを目標にせず、歪みや不自然な圧縮がないか、スマートフォン、ヘッドホン、スピーカーなどで確認します。
書き出し前の状態も残す
強い処理をした完成版だけでなく、最終リミッターを外した版や少し音量を抑えた版も残しておくと、配信仕様の変更や修正に対応しやすくなります。処理を重ねる前のミックスへ戻れるよう、プロジェクトと書き出し条件も記録します。
ブラウザで試す
専門的な設定を始める前に音圧調整の流れを試したい場合は、タダオトの音源の音圧を調整するツールを利用できます。音源はブラウザ内で処理され、外部サーバーへ送信されません。
