パンとは
パンは、音がステレオ空間の左右どこから聞こえるかを調整する機能です。「パノラマ」を短くした呼び方で、DAWではチャンネルストリップのノブとして表示されます。中央はC、左はL、右はRなどで示され、左右へ振り切る操作をハードパンと呼びます。
パンを使う目的
すべての楽器を中央へ置くと音が重なり、各パートを聞き分けにくくなることがあります。ギターやコーラス、パーカッションなどを左右へ配置すると、ステレオの広がりを作りながら中央のボーカル、キック、ベースなどの居場所を確保できます。ただし、配置に決まった正解があるわけではありません。
パンとバランスの違い
モノラル信号のパンは、1つの信号を左右へどの割合で送るかを決めます。ステレオ信号で使われるバランスは、元からある左チャンネルと右チャンネルの相対的な音量を変える動作が基本です。DAWやパンモードによって挙動が異なるため、ステレオ素材では表示名も確認します。
モノラルでも確認する
左右へ広げたミックスは、スマートフォンや小型スピーカーなどでモノラル再生されたときに印象が変わることがあります。パンを決めた後は、ときどきモノラルでも主要パートが聞こえるか確認すると安全です。
パンローとは
パンローは、音を中央や左右へ動かしたときの音量変化を補う仕組みです。中央に置いた音が左右のスピーカーから同時に鳴って大きく感じられすぎないよう、DAWが一定量を調整します。設定によってパン移動中の聞こえ方が変わるため、数値だけでなく耳で確認します。
理解を深める記事
複数トラックをまとめて音量やパンを操作する方法は、Logic Proでトラック整理に便利な小技まとめのサミングスタックの項目で紹介しています。
