リバーブとは
リバーブは、部屋やホールなどで音が壁や天井へ反射し、少しずつ減衰していく残響を再現するエフェクトです。録音された音に空間の広さや距離感を加え、別々に録ったパートへ共通の場所で鳴っているようなまとまりを作れます。
初期反射音とリバーブテイル
原音の直後に届くまとまった反射を初期反射音、その後に密度を増しながら減衰する部分をリバーブテイルと呼びます。人はこれらの時間差や減衰の仕方から、空間の大きさや音源までの距離を感じ取ります。
基本パラメーター
Pre-delayは原音から残響が始まるまでの時間、DecayまたはReverb Timeは残響の長さ、MixまたはWet/Dryは原音と残響音の割合を決めます。高域の減衰やEQを調整すると、明るい空間から柔らかく暗い空間まで質感を変えられます。
センドで使う理由
Auxへリバーブを挿して各トラックからセンドすると、複数の音へ同じ空間を共有でき、量だけを個別に調整できます。残響を増やしすぎると音像が遠くなり、低域や言葉の輪郭がぼやけるため、ミックス全体の中で判断します。
リバーブの主な種類
RoomやHallは部屋やホールの空間、Plateは金属板、Springはばねの響きをもとにしたタイプです。アルゴリズムリバーブは計算で残響を作り、コンボリューションリバーブは実在空間などのインパルスレスポンスを利用します。名前だけでなく曲の中での距離感を聞いて選びます。
理解を深める記事
録音後の音声から強い残響を減らす処理については、ノイズ除去ソフト「iZotope RX 7」がどれくらいすごいのか語るでDe-reverb機能を紹介しています。
