ピアノロールは、MIDIノートを時間と音程の格子上に表示して編集するエディタです。横方向は時間位置とノートの長さ、縦方向は音程を表します。鍵盤のような目盛りを見ながら、ノートを追加、移動、伸縮してメロディー、コード、ドラムパターンを打ち込めます。
波形エディタとの違い
ピアノロールが扱うのは演奏指示であり、録音された音声波形そのものではありません。ノートの位置や長さを変えても、音はソフトウェア音源や外部MIDI音源が作ります。録音したボーカルやギターの波形編集、Flex Pitchなどの音程補正とは対象が異なります。
基本的な編集
空いている場所へノートを描き、ドラッグで開始位置や音程を移動し、端を伸縮して長さを変えます。コピー、複製、削除、クオンタイズを使うと、リズムパターンやコード進行を効率よく整えられます。グリッドを細かくしすぎると、意図しない位置へ置きやすいため注意します。
ベロシティと表情
ノートの下や別の表示領域では、ベロシティ、モジュレーション、ペダルなどのMIDIデータを編集できます。ベロシティは音量だけでなく、音源によっては音色やアタックにも影響します。同じ強さ・長さにそろえるだけでなく、フレーズに合わせて変化を付けます。
ドラムの打ち込み
ドラム音源では、キック、スネア、ハイハットなどがそれぞれ特定のMIDIノートへ割り当てられます。対応した音源では鍵盤の代わりにドラム名を表示できるため、どのノートがどの音かを確認しながら配置できます。音源ごとのマッピングを確認します。
耳で仕上げる
画面上で整って見えても、実際のグルーヴや発音は音源、テンポ、ベロシティで変わります。編集後は必ず再生して確認します。ノートの長さをまとめて調整する方法は、MIDIデータの長さを変更する小技で解説しています。
