グリッドとは、DAWの時間軸やピアノロールに表示される、拍・小節・音符の位置を示す目盛りです。音声クリップやMIDIノートを動かすときの基準になり、リズムに沿った配置や編集を助けます。
グリッドの細かさ
一小節、4分音符、8分音符、16分音符など、作業に合わせて間隔を変更できます。三連符を使う曲では三連グリッドを選びます。表示倍率に応じて間隔が変わるアダプティブグリッドを備えたDAWもあります。
スナップとの関係
スナップを有効にすると、移動・分割・範囲選択の位置が近くのグリッドへ吸着します。正確に拍へそろえるときに便利ですが、細かなタイミングを残したい場合は一時的に解除するか、より細かい間隔へ切り替えます。
MIDI編集での使い方
ピアノロールでは、ノートの開始位置と長さを決める基準になります。入力した演奏をグリッドへ近づける処理はクオンタイズです。強くそろえ過ぎると演奏の揺れが失われるため、適用量を調整します。
オーディオ編集での使い方
ループの長さを小節単位へそろえたり、曲の構成に合わせてクリップを複製したりするときに役立ちます。ただし、波形の立ち上がりがグリッド線と一致するとは限りません。耳で聞いた打点を優先して位置を補正します。
グリッドに縛られない判断
グルーヴ、前ノリ・後ノリ、装飾音などは、意図的に目盛りから外れることがあります。見た目を完全に整えることが目的ではなく、曲の拍を感じやすくしながら演奏の表情を保つことが大切です。
