クリップは、DAW上で扱うオーディオやMIDIのひとまとまりです。録音したフレーズ、読み込んだループ、打ち込んだコード進行などを、ドラッグして配置、移動、複製、ループできます。DAWによっては、時間軸に置く素材をリージョンと呼ぶこともあり、呼び方や範囲に違いがあります。
オーディオクリップとMIDIクリップ
オーディオクリップは波形を含む音声データ、MIDIクリップはノートやベロシティなどの演奏情報を持つのが基本です。MIDIクリップ自体は音を持たず、接続されたソフトウェア音源を鳴らします。見た目が似ていても、編集できる内容は異なります。
配置と編集の単位
クリップはトラック上へ置き、開始位置や長さを変え、必要な部分だけを切り出します。複製して繰り返す、不要な箇所を分割する、位置をずらすといった操作で曲を組み立てます。元ファイルを直接壊さずに編集できるDAWが多い点も重要です。
ループとの関係
短いクリップを繰り返して、ビートやコード進行を作る方法があります。クリップの端を伸ばすと内容を反復する場合と、素材そのものを長くする場合があるため、操作前に表示や設定を確認します。反復だけで単調にならないよう、途中で変化を加えることもアレンジの一部です。
クリップの再生方法
一般的なDAWでは、時間軸上でプロジェクトの再生に合わせてクリップが鳴ります。Ableton Liveのように、任意の順番でクリップを起動してから時間軸へ記録できるDAWもあります。自分のDAWでのクリップの振る舞いを最初に確認すると、混乱を減らせます。
リージョンとの呼び分け
クリップとリージョンは近い意味で使われますが、製品によって正式な名称が異なります。大切なのは、音声またはMIDIの編集単位として扱うことです。基本的な制作画面は、DAWの記事で解説しています。
