クオンタイズは、MIDIノートや音声素材のタイミングを、拍や音符のグリッドへそろえる処理です。演奏のずれを整え、リズムをそろえやすくします。一方で、全てを完全にそろえると機械的に聞こえることもあるため、目的に合わせて量を調整します。
何をそろえるか
多くの場合はノートの開始位置を4分、8分、16分音符などへ近づけます。DAWによってはノートの終わり、オーディオのアタック、録音中の入力も対象にできます。どの分割へそろえるかを曲のリズムに合わせて選びます。
強く掛け過ぎない
100%でクオンタイズすると、選んだグリッドへ完全に移動します。AmountやStrengthがある場合は、少ない値から試すと演奏のニュアンスを残せます。元のタイミングを戻せる非破壊編集かどうかも確認します。
グルーヴを残す
ドラムやベースのわずかな前後は、曲のノリになることがあります。全パートを同じ強さで処理するのではなく、主となるリズムを整え、ほかは必要な箇所だけ直します。耳で聴き、見た目だけで判断しないことが重要です。
ベロシティは別の要素
タイミングを整えても、強さがそろい過ぎると不自然に聞こえます。ベロシティも確認し、アクセントを残します。クオンタイズはリズムの位置、ベロシティは発音の強さに関わる別の情報です。
使う順序
まず演奏を聴き、気になるずれだけを直します。MIDI編集の基礎はDAWの記事で解説しています。
