音響・音楽制作

オーバーダブ

読み
おーばーだぶ
英語・正式名称
Overdub

既存の演奏へ新しい演奏を重ねて録音する方法。MIDIでの使い方と注意点を解説します。

オーバーダブは、すでに録音されている演奏の上へ、新しい演奏を重ねて録音する方法です。MIDIでは既存ノートを残したまま新しいノートを追加でき、ドラムパターンやコードを少しずつ作るときに役立ちます。機種やDAWによっては、音声録音で別テイクを重ねる意味でも使われます。

既存の演奏を残して加える

通常の録音では、設定によっては既存の内容を置き換えます。オーバーダブを有効にすると、すでにあるMIDIノートへ新しい入力を加えます。最初にキックを録音し、次の周回でスネア、さらにハイハットを足す、といった作り方ができます。

MIDIでの使い方

録音したコードに別の音を足す、ベースラインへ装飾音を加える、ドラムをパッドで重ねる場合に向きます。ループ範囲を決めて繰り返し再生すると、同じ区間へ少しずつ演奏を追加できます。必要ならクオンタイズでタイミングを整えます。

置き換え録音との違い

オーバーダブは既存データを残して重ねるのに対し、置き換え録音は指定範囲の内容を新しい録音へ差し替えます。間違えた一部だけ直したいときは、パンチイン/パンチアウトや別テイクを使う方法もあります。目的に応じて録音モードを確認します。

注意したいこと

同じ音程のノートが重なると、音源によっては音量が増えたり、不自然な発音になったりします。不要なノートはピアノロールで整理します。録音中に何を追加しているか分からなくならないよう、短い単位で再生して確認します。

コンピングとの関係

オーバーダブは演奏を積み重ねる方法、コンピングは複数テイクから良い部分を選んでまとめる方法です。録音の目的が「重ねる」か「選ぶ」かで使い分けます。DAWでのMIDI録音の基礎は、DAWの記事で解説しています。

関連する用語

出典・確認情報

内容確認日 2026年7月16日

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