ループとは、指定した演奏・音声素材・時間範囲を繰り返して再生することです。ドラムパターンや伴奏を反復して曲の土台を作るほか、同じ区間を聞きながら録音・練習・編集するときにも使います。
素材と再生範囲のループ
クリップやサンプル自体を繰り返す方法と、DAWのタイムライン上で指定範囲を反復するサイクル再生があります。前者はアレンジの材料、後者はループ録音や細部の確認に向いています。
長さとテンポ
一小節、二小節、四小節など曲の拍子に合う長さへそろえると、反復位置を管理しやすくなります。素材のBPMが曲と異なる場合はタイムストレッチを使いますが、大きく伸縮するとアタックや音質が変わることがあります。
継ぎ目を自然にする
終端にリバーブの余韻がある、波形の途中で切れている、低周波の位相が合わないと、繰り返すたびに段差やクリック音が出ます。開始点と終了点を調整し、必要に応じて短いクロスフェードを使います。
単調さを避ける
同じ素材を長く繰り返す場合は、フィルイン、音の抜き差し、ベロシティ、エフェクト、別テイクなどで変化を付けます。反復を土台にしつつ、曲のセクションごとに密度と役割を変えると展開が伝わりやすくなります。
ワンショットとの違い
ループ素材は終端から先頭へ戻って連続再生する前提です。トリガーするたびに一度だけ再生する素材はワンショットと呼び、ドラムの一打や効果音などに使います。
