音響・音楽制作

トランジェント

読み
トランジェント
英語・正式名称
Transient

音の立ち上がりに現れる短く急な変化と、編集・音作りでの扱い方を解説します。

トランジェントとは、音の立ち上がりに現れる、短く急激な音量・波形の変化です。キックの打点、スネアのアタック、ピックが弦に触れる瞬間などに強く現れ、音の輪郭やタイミングの感じ方を大きく左右します。

音の印象を決める部分

同じ音量でも、トランジェントが鋭い音は近く明瞭に、丸い音は柔らかく奥にあるように聞こえます。波形では大きな山の始まりとして見つけやすく、DAWが拍位置を解析するときの目印にも使われます。

編集での使い方

ドラムのタイミング補正、オーディオの分割、サンプルの切り出しでは、トランジェント検出で編集点やワープマーカーを自動配置できます。検出結果が演奏の意図と合わない場合は、不要なマーカーを消し、必要な位置を手動で補います。

音作りでの調整

トランジェントシェイパーでは、立ち上がりを強調して打点を前へ出したり、弱めて耳当たりを柔らかくしたりできます。コンプレッサーでも、アタックを遅めにすると立ち上がりを残しやすく、速めにするとピークを抑えやすくなります。

調整時の注意

強調し過ぎると耳に痛くなり、ピーク値だけが大きくなることがあります。反対に削り過ぎると、リズムの推進力や演奏の明瞭さが失われます。ソロだけでなく、曲全体の音量で前後を比較します。

関連する用語

立ち上がり時間そのものはアタック、ピークの制御はコンプレッサーの記事も参照してください。

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出典・確認情報

内容確認日 2026年8月8日

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