センドは、チャンネルを流れる信号の一部または全部を別の経路へ分岐する機能です。元の出力を保ったまま、バスを通してAuxなどへ信号を送り、リバーブやディレイの処理音を戻す使い方が代表的です。
センドレベル
センドレベルは、分岐先へ送る信号の量です。上げるほどエフェクトへ入る量が増え、リターン側の設定が同じなら効果も強くなります。元トラックのフェーダーとは別に調整できます。
センド/リターン
各トラックから同じバスへ送り、受け側のAuxへリバーブを1つだけインサートします。Aux上の空間系エフェクトはWet 100%にし、各センド量とAuxフェーダーで原音との割合を作るのが基本です。
複数トラックで共有する利点
ボーカル、ギター、ドラムなどが同じリバーブを共有すると、同じ空間で鳴っているまとまりを作りやすくなります。プラグインを各トラックへ重複して挿す必要がなく、設定変更も一か所で済みます。
プリフェーダーとポストフェーダー
ポストフェーダーは元トラックのフェーダー操作に連動し、一般的な空間系処理に向きます。プリフェーダーはフェーダーより前から送るため、元音量と独立したヘッドフォンミックスや特殊な並列処理に使われます。
接続時の注意
信号がどのバスへ送られ、どのAuxで受けられているかを確認します。意図しない二重出力やフィードバックを避けるため、出力先、センド先、リターン側のWet/Dryを順番にたどりましょう。
最初の組み方
まずリバーブ用のバスとAuxを1組だけ作り、1つのトラックから少量を送って信号の流れを確認します。音が出たらほかのトラックにも同じセンド先を追加します。最初に経路を単純に保つと、無音や二重出力の原因を追いやすくなります。
