レベルメーターは、音声信号の大きさを時間に沿って表示する計器です。DAWの各チャンネルやマスター出力にあり、録音レベルが高すぎないか、左右のバランスに偏りがないか、瞬間的なピークがどこまで達したかを目と数値で確認できます。
ピークメーター
ピークメーターは瞬間的に最も高いレベルを捉え、クリッピングの防止に役立ちます。ピークホールド表示は、再生中の最大値を一定時間またはリセットするまで保持するため、一瞬だけ発生した大きな音も見つけやすくなります。
RMSとラウドネスメーター
RMSは短い区間の平均的なエネルギーを示し、ピーク値より聴感上の大きさを把握しやすい指標です。LUFSを表示するラウドネスメーターは、周波数による耳の感じ方も考慮し、曲や番組全体の聴感音量を確認します。
どこで確認するか
録音時は入力チャンネル、ミックス中は各トラックとバス、書き出し前は最終出力のメーターを確認します。プラグインの前後でレベルが大きく変わる場合は、その位置にもメーターを置くと信号が過大になった場所を特定できます。
赤くなったら原因をたどる
クリップインジケーターが点灯したら、フェーダーだけでなく、入力ゲインや前段プラグインの出力も確認します。DAW内部が浮動小数点処理でも、録音入力や最終出力、固定小数点ファイルには上限があるため、信号経路全体を見ることが大切です。
数値だけで決めない
ピーク、RMS、LUFSは見ている性質が異なり、1つの数値だけで音質は判断できません。耳でノイズや歪み、バランスを確認し、メーターを補助として使います。音源の音圧を調整するツールではLUFSと推定True Peakを実際に確認できます。
