DTMを始めたばかりのときは、いきなり3分の曲を完成させようとすると、何から手を付けるべきか分からなくなりがちです。まずは8小節の短いBGMを作り、「音を選ぶ」「並べる」「繰り返して確認する」という基本の流れを経験してみましょう。
この記事では、特定のソフトに依存しない方法で、DTM初心者が最初の8小節を作る手順を紹介します。完成度よりも、最後まで形にすることを目標にします。
最初にBPM・キー・拍子を決める
プロジェクトを作ったら、最初にBPM、キー(調)、拍子を仮決めします。迷った場合は4/4拍子、BPM 100〜120程度、CメジャーかAマイナーから始めると、鍵盤の白鍵を中心に考えられます。
この段階では正解を探しすぎなくて大丈夫です。基準を決めておくと、メトロノーム、グリッド、ループ素材、テンポ同期する音源の動きがそろいます。
ドラムで8小節の土台を作る
最初にキックドラム、スネアドラム、ハイハットを使って、シンプルなリズムを作ります。最初はキックを1拍目と3拍目、スネアを2拍目と4拍目に置く程度でも十分です。
8小節すべてを細かく作り込まず、まず1〜2小節のパターンを複製します。後半だけハイハットを増やしたり、8小節目に短いフィルインを入れたりすると、単純な繰り返しにも区切りが生まれます。
コードとベースを重ねる
次に、ピアノやパッド系のソフトウェア音源でコード進行を置きます。初心者は1小節に1コード、4つのコードを2回繰り返す形から始めると整理しやすいでしょう。
ベースは、各コードのルート音を低い音域で鳴らすだけでも土台になります。キックとベースのタイミングが大きくずれていないか、低音が長く重なりすぎていないかを確認してください。
短いメロディを加える
最後に、そのキーのスケールを手がかりに、2〜4小節程度の短いメロディを作ります。最初から音を詰め込まず、休符を残しながら口ずさめる形を目指します。コードが切り替わる場所でコードの構成音へ着地すると、伴奏になじみやすくなります。
8小節を完成させるための確認ポイント
- ドラム・コード・ベース・メロディの役割が聞き分けられる
- 低音が重なって濁っていない
- 後半に小さな変化がある
- 8小節目から1小節目へ戻っても不自然ではない
ここまでできれば、最初のBGMの骨格は完成です。この8小節を複製し、音を足す場所と抜く場所を作ることで、アレンジ(編曲)や曲の展開へ進めます。まず短い範囲を完成させる経験が、長い曲を作るためのいちばん確実な練習になります。
