オシレーターは、シンセサイザーで音の元になる周期的な波形を発生させる回路または機能です。発振器、OSCと表記されることもあります。ノコギリ波、矩形波、三角波、サイン波、ノイズなどを選び、そこからフィルターやエンベロープで音色を作るのが基本です。
波形が音色の出発点
ノコギリ波は倍音を多く含み、明るく力強い音の出発点になりやすい波形です。矩形波は太く中空的な質感、三角波やサイン波はより穏やかな質感を作りやすいです。波形だけで完成した音になるわけではなく、後段のフィルターや音量変化と組み合わせて使います。
音程を決める
オシレーターの周波数は、鳴る音の高さに関わります。鍵盤やMIDIノートを弾くと、通常はオシレーターの周波数が音程に合わせて変わります。複数のオシレーターを少しだけずらすデチューンを使うと、厚みや揺れを作れますが、濁り過ぎないか確認が必要です。
複数を重ねる
二つ以上のオシレーターを重ね、片方を1オクターブ下げる、波形を変える、音量を変えると、複雑な音色を作れます。重ねるほど音が大きくなり、低域や中域が混み合いやすくなります。最初は一つのオシレーターから始め、必要な分だけ追加します。
フィルターとの関係
オシレーターで作った豊かな倍音を、ローパスなどのフィルターで削ると、明るさや前後感を変えられます。カットオフやレゾナンスを動かすと、同じ波形でも印象が大きく変わります。波形を替える前にフィルターの設定を確認すると、原因を見つけやすくなります。
ノイズとの違い
ノイズは一定の音程を持たない音源として、風、息、打撃の成分などを足すために使われます。多くのシンセではオシレーターと別に用意されています。音作りの共通基礎は、ソフトウェア音源の記事で確認できます。
