シンセサイザーのユニゾンとは、一つのノートに対して同じ音程のボイスを複数重ね、厚みや広がりを作る機能です。各ボイスの音程・定位・位相を少しずつずらすことで、単一のオシレーターより大きく複雑な音にできます。
主な設定
Voicesは重ねるボイス数、Detuneはボイス間の音程差、SpreadやWidthは左右への広がりを調整します。音源によっては、位相のばらつきやステレオ配置を決める設定もあります。まず少ないボイス数と小さなデチューンから試します。
向いている音色
リード、パッド、プラックなどを太くする用途でよく使われます。ベースにも使えますが、低域まで大きく広げると芯が不安定になりやすいため、低域を中央に残す、上の帯域だけへ適用するなどの工夫が必要です。
音程と位相の注意
デチューンを深くするとコーラス感は増えますが、音程が曖昧になることがあります。左右へ広げた音は、モノラル再生で位相が打ち消されて細くなる場合もあります。曲全体とモノラルの両方で確認します。
発音数と負荷
ユニゾンのボイス数を増やすと、一つのノートでも多くのポリフォニーを消費します。長いリリースや厚いコードではCPU負荷と音切れが起こりやすいため、必要な厚みを得られる範囲に抑えます。
演奏用語との区別
ここで扱うのはシンセサイザーの機能です。複数の楽器や声が同じ旋律を演奏する意味については、ユニゾン(同じ音を重ねる演奏)を参照してください。
