モジュレーションとは、音量・音程・フィルターなどのパラメーターを、別の信号や演奏情報によって時間的に変化させる仕組みです。一定の音に動きや表情を加え、揺れ・反復・立ち上がりに応じた音色変化を作れます。
送り元と送り先
変化を生む側をモジュレーションソース、動かされる項目をデスティネーションと呼びます。LFOでピッチを動かす、エンベロープでフィルターを開く、ベロシティで音量を変える、といった組み合わせが基本です。
主なソース
LFOは周期的な揺れ、エンベロープは一音ごとの時間変化を作ります。モジュレーションホイール、アフタータッチ、MIDI CCでは、演奏中やオートメーションから変化量を操作できます。
深さと向き
AmountやDepthは、送り先をどれだけ動かすかを決めます。正方向だけでなく逆方向へ設定できる音源もあります。まず変化が分かる量まで上げ、役割を確認してから曲になじむ量へ戻します。
オートメーションとの違い
オートメーションは曲の時間軸に沿って値を直接記録・編集する方法です。モジュレーションは、LFOや演奏情報など別の信号を使って相対的な変化を加えます。両方を組み合わせると、基準値を動かしながら細かな揺れを保てます。
調整時の注意
複数のソースが同じ項目を動かすと、最終値が分かりにくくなります。モジュレーションマトリクスを一経路ずつ有効にし、音量・音程・左右の広がりが意図せず大きく変化していないか確認します。楽曲の転調については転調を参照してください。
