複数の曲を自然につないで1本の音源にする方法

複数の色分けされた曲をクロスフェードで重ねて1本の長い音源へまとめる画面

作業用BGM、配信待機画面、店舗用音源、デモリールなどでは、複数の曲を1本の長い音源へまとめることがあります。曲を順番に並べるだけでも結合できますが、音量差や無音、急な切り替わりがあると聴きづらくなります。

自然につなぐには、曲順、聞こえる音量、クロスフェードの長さを一緒に考えます。

最初に曲順で流れを作る

テンポ、キー、音色、エネルギーが近い曲はつなぎやすくなります。静かな曲から徐々に盛り上げる、同じジャンルをまとめる、最後に落ち着いた曲を置くなど、用途に合う流れを決めます。

BPMが大きく異なる場合でも、DJミックスのように拍を完全同期させる必要がなければ、余韻とイントロを重ねるだけで自然につながることがあります。

曲ごとの音量差を先に確認する

1曲ずつ聴くと問題がなくても、連続再生すると急に大きく、または小さく感じることがあります。ピークだけでなくLUFSを参考に、曲の聞こえ方を揃えます。

ただし静かな曲を無理に大きくすると、ダイナミクスが失われます。数値を完全に一致させるより、曲が変わる瞬間に驚かない程度へ整えます。

クロスフェードの長さを選ぶ

クロスフェードでは、前の曲を小さくしながら次の曲を重ねます。曲間の無音をなくし、余韻から次のイントロへ自然に移れます。

  • アタックが強い曲やテンポ差が大きい曲:短め
  • アンビエントや余韻の長い曲:長め
  • 曲間を明確に分けたいアルバム:0秒または短い間隔
  • 長時間流す作業用BGM:2〜5秒程度から試す

長すぎるとボーカルベース、コードが重なり、濁って聞こえます。必ず接続部分をプレビューします。

全体の始まりと終わりも整える

1曲目の冒頭には短いフェードイン、最後の曲にはフェードアウトを入れると、再生開始と停止が穏やかになります。ただしドラムの頭や重要な歌詞を削らない長さにします。

配信ソフトでループ再生する場合は、最後から最初へ戻ったときの接続も確認します。

タダオトで複数曲を結合する

「複数の音源をつなげて1本にする」ツールでは、2〜20曲を並べ、曲間のクロスフェード、最初のフェードイン、最後のフェードアウトを0〜10秒で設定できます。

曲ごとの聞こえる音量を-14 LUFS基準へ揃える機能もあり、つなぎ目をプレビューしてから1本へまとめられます。出力は容量を抑えたMP3 192kbps、または高音質なWAVから選べます。

1本の音源とプレイリストを使い分ける

曲順を頻繁に変える、曲ごとにスキップしたい場合はプレイリストが便利です。配信ソフトへ1ファイルだけ読み込みたい、同じ流れを繰り返したい場合は、結合した音源が扱いやすくなります。

複数曲の音量を事前に細かく確認したい場合は、関連記事「複数のBGMや曲の音量を揃える方法」も参考にしてください。

使用許諾とクレジットを確認する

複数の音源を1本へまとめても、元の曲の著作権ライセンス条件は変わりません。再配布に当たらないか、動画・配信・店舗で使えるか、クレジットが必要かを曲ごとに確認します。

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