ボイシングは、コードの構成音をどの音域に、どの順番で配置するかという考え方です。同じCコードでも、低いC・E・Gと高いE・G・Cでは、コード名は同じでも響きの明るさや密度が変わります。
基本の考え方
低い帯域へ音を詰め込みすぎると濁りやすく、高い帯域へ広げると軽く透明に聞こえやすくなります。ルート、3度、5度、7度などのどれを強調するかもボイシングに含まれます。
曲作り・演奏での役割
伴奏が歌やメロディを邪魔するとき、音を削るより先にボイシングを変えると解決することがあります。アレンジ(編曲)で各パートの音域を分けるための基本です。
DAWで試す方法
ピアノロールで同じコードを1オクターブ内に詰めた形と、上下へ広げた形で聞き比べます。ベースがいる場合は、伴奏の低いルートを省くと整理しやすくなります。
関連用語との違い
転回形は一番低い音を変える形、ボイシングはより広く全構成音の配置を扱います。アルペジオにもボイシングの選び方が影響します。
音を足しても濁るときは、コードを変える前にボイシングを見直してみましょう。
