インサートは、チャンネルの信号経路へプラグインを直接挿入する接続方法です。信号全体がエフェクトを通ってから次の段へ進むため、EQやコンプレッサーのように元音そのものを処理したい場合に使います。
インサートスロット
DAWのチャンネルストリップには、複数のインサートスロットがあります。空きスロットへプラグインを読み込み、必要に応じてバイパス、移動、コピー、削除を行います。上から下へ信号が流れるDAWが一般的です。
センドとの違い
インサートでは原則として信号全体を処理します。一方センドは信号の一部を別経路へ分岐でき、元音とエフェクト音を混ぜられます。音色を直接整える処理はインサート、複数トラックで共有する空間系はセンドが基本です。
プラグインの順番
複数のプラグインを挿すと直列につながり、前段の出力が次の入力になります。EQとコンプレッサーの順番を入れ替えるだけでも反応は変わるため、何を先に直し、何を後から整えるかを意識します。
ミックス量とバイパス
プラグインにDry/WetやMixがあれば、インサートしたまま原音との割合を調整できます。バイパス比較では出力ゲインもそろえ、音が大きくなったことを音質改善と取り違えないようにします。
実際の使用例
DAW以外でも、トラックミキサーへエフェクトを直接挿す考え方は共通しています。Premiereで音声プラグインをインサートする手順では、実際のスロット操作を確認できます。
CPU負荷とレイテンシー
高品質モードや先読み処理を使うプラグインを多く挿すと、CPU負荷や遅延が増える場合があります。録音中は不要なプラグインをバイパスし、ミックスが固まった処理はフリーズやバウンスも利用すると安定させやすくなります。
