楽器練習用の音源を作る方法|テンポ・キー・練習区間を調整する

ギターとベースの練習用に難しい区間をループしテンポと音程を調整するDTM画面

原曲に合わせて楽器を練習すると、フレーズが速すぎる、チューニングが違う、同じ場所まで毎回シークするのが大変、といった問題が起こります。練習用音源を用意すると、難しい部分へ集中できます。

目的に応じて、テンポピッチ、再生する範囲を別々に調整しましょう。

最初にBPMとキーを確認する

「BPM・キーを調べる」ツールで原曲のBPMキー(調)の候補を確認すると、練習内容を整理しやすくなります。

BPMが半分または2倍で表示される場合は、原曲のドラムに合わせて数えやすい方を選びます。キーは候補音を楽器で鳴らし、響きが合うか確認します。

速いフレーズはテンポを下げる

テンポを変えるツールでは、音程を保ったまま曲の速さを50〜200%へ変更できます。最初は70〜90%程度へ下げ、運指やリズムを保てる速さから始めます。

弾けるようになったら5%ずつ原曲の速さへ近づけます。極端に遅くするとアタックやリズム感が変わるため、必要以上に下げない方が実践的です。

チューニングに合わせてキーを変える

半音下げや特殊なチューニングの曲を標準チューニングで練習したい場合は、音程(ピッチ)を変えるツールで曲全体を半音単位に動かせます。

曲の長さとテンポは変わりません。大きく動かすほど音質や声の質感が変わるため、通常は±1〜3半音程度から試します。

難しい区間だけを切り出す

音源を好きな範囲で切り出すツールでは、波形を見ながら練習したい数秒から数小節だけをWAVへできます。開始位置と終了位置を試聴し、フレーズの少し前から始まるよう余裕を残します。

DAWやプレイヤーでループ再生すれば、毎回同じ場所へ戻す手間がありません。カウントを入れたい場合は、DAWでクリックや短いカウント音を前へ追加します。

聞き取りにくいパートを分離する

ベースやドラムがほかの音に隠れる場合は、音源パート分離ツールステムへ分けると聴きやすくなります。自分の担当パートだけを聴く方法と、担当パートを小さくして原曲に合わせる方法があります。

分離結果にはにじみや欠けがあるため、演奏の正解としてではなく、集中して聴くための補助として使います。

練習用音源の作り方

  1. BPMとキーの候補を確認する
  2. 必要ならテンポやピッチを変更する
  3. 難しい区間を少し前後へ余裕を持って切り出す
  4. ループ再生し、遅いテンポから練習する
  5. 徐々に原曲のテンポへ戻す
  6. 最後は加工していない原曲に合わせる

加工音源は個人練習の範囲で使う

市販曲などから作ったテンポ変更音源、ステム、切り出し音源を公開・配布しないよう注意します。元音源の権利と利用条件に従い、個人の耳コピや練習の範囲で利用してください。

耳コピの準備については、関連記事「曲のBPMとキーを調べる方法」も参考にしてください。

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