音響・音楽制作

サイドチェイン

読み
さいどちぇいん
英語・正式名称
Sidechain

処理する音とは別の信号を検出・制御用に使い、コンプレッサーなどの動きを決める仕組みです。

サイドチェインとは

サイドチェインは、エフェクトが動作を判断するための検出・制御用の信号経路です。処理される本線の音とは別に「何をきっかけに動くか」を与えます。DTMではサイドチェインコンプレッションを指して使われることが多いものの、ゲート、エキスパンダー、フィルターなどにも同じ考え方があります。

処理される音と検出する音

例えばベースにコンプレッサーを挿し、キックをサイドチェイン入力へ送ると、キックが鳴った瞬間にベースが圧縮されます。聞こえるのは処理後のベースで、キックは動作を決める検出信号です。サイドチェインへ送った音が、そのままコンプレッサーの出力へ混ざるわけではありません。

ダッキングで音の場所を空ける

キックとベースの低域が重なる瞬間だけベースを下げたり、ナレーション中だけBGMを下げたりする処理をダッキングと呼びます。音量を一定にするだけでなく、EDMで周期的な「うねり」を作る表現にも使われます。設定例はEDMで使うダッキングの作り方で確認できます。

基本的な設定手順

下げたいトラックへコンプレッサーを挿し、反応のきっかけにするトラックをサイドチェイン入力として選びます。次にスレッショルドとレシオで下がる量を決め、アタックとリリースで下がり方と戻り方を整えます。Gain Reductionメーターを見ながら、必要な瞬間だけ反応しているかを耳と目で確かめます。

うまく動かないとき

信号源の選択、プリ/ポストフェーダー、送信先が合っているかを最初に確認します。リリースが長すぎると次の音まで下がったままになり、短すぎると揺れや歪みが出る場合があります。また、内蔵フィルターでキックの低域だけを検出するなど、サイドチェイン信号を整えると誤反応を減らせます。

関連する用語

出典・確認情報

内容確認日 2026年7月15日

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