音響・音楽制作

Q(帯域幅)

読み
きゅー たいいきはば
英語・正式名称
Q / Bandwidth

EQやフィルターが作用する周波数範囲の狭さ・広さを表す設定。Q値と帯域幅の関係を解説します。

Q(キュー)は、EQやフィルターが周波数のどれくらい狭い・広い範囲へ作用するかを表す設定です。帯域幅とも関係します。一般にQが高いほど作用する範囲は狭く、Qが低いほど広くなります。特定の共鳴を抑えるノッチでは高めのQ、音色全体を穏やかに整える処理では低めのQが使われます。

Qと帯域幅の関係

中心周波数を基準に、どこまで影響するかが帯域幅です。Qはその狭さを表す指標で、同じ中心周波数ならQが高いほど帯域幅は狭くなります。DAWによって表示方法や数値の感覚は異なるため、グラフと耳の両方で確認します。

広いQが向く場面

低域の厚みを少し整える、全体の明るさを緩やかに変える、ボーカルの存在感を自然に調整するような場面では、広い範囲へ穏やかに作用させます。広い処理は不自然になりにくい一方、他の楽器にも影響しやすいため、ミックス全体で確認します。

狭いQが向く場面

共鳴、耳に刺さる成分、ハムなど、位置が比較的はっきりした問題を抑えるときは狭いQが候補です。狭い帯域を一時的に強調して場所を探し、見つけた後に最小限カットします。探すための極端な設定を、そのまま最終設定にしないことが大切です。

フィルター形状との関係

ピークEQ、ノッチ、バンドパスではQが中心周波数の周りの幅を決めます。ハイパスやローパスでは、Qやレゾナンスがカットオフ周辺の強調に関わることがあります。フィルターの種類によって同じQの数値でも聞こえ方が違うため、数値だけで判断しません。

設定を比較する方法

Qを変えたときは、出力音量をそろえ、オン/オフと広い/狭い設定を比較します。ソロでは良く聞こえても、曲の中で不自然なら戻します。Qを含むEQの基本は、EQの記事で解説しています。

関連する用語

出典・確認情報

内容確認日 2026年7月15日

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