カデンツ(終止)は、コード進行の中でフレーズや曲に区切り、着地、続きを期待させる感覚を作る動きです。文章の句点や読点のように、音楽の流れを整理します。曲の最後だけでなく、Aメロやサビの小さな区切りにも使われます。
終止感はどこから生まれる?
あるコードが「落ち着く場所」として聞こえるのは、キー(調)の中心へ戻る力があるためです。CメジャーならGからCへ進む動きは、緊張から安定へ戻る代表例です。トニック/ドミナント/サブドミナントの関係を知ると理解しやすくなります。
代表的な終止
ドミナントからトニックへ進むV→Iは、最もはっきりした終止感を作ります。IV→Iはやわらかい終わり方、Vで止めて次を待たせる形は半終止と呼ばれます。名称を暗記するより、どこで落ち着く・続きたくなるかを耳で聞くことが大切です。
コード進行の中で使う
コード進行の最後にカデンツを置くと、繰り返しの区切りが明確になります。サビの最後を強く着地させる、Aメロの終わりは少し未解決にしてBメロへ進めるなど、セクションごとに終止感を変えることもできます。
DAWで試す方法
CメジャーでC→F→G→Cを繰り返し、最後のCを別のコードに変えて聞き比べてみましょう。どこで「終わった」と感じるかを確認すると、カデンツの役割をつかめます。
曲の終わり以外にも使える
カデンツはアウトロだけの技法ではありません。メロディの一息、歌詞の一区切り、次のセクションへの入り口を作るためにも使えます。
