平行調と同主調は、どちらも2つのキーの関係を表す言葉ですが、基準が異なります。平行調は同じ構成音を共有するメジャーキーとマイナーキー、同主調は同じ主音を共有するメジャーキーとマイナーキーです。似た言葉ですが、曲作りでは使い分けます。
平行調:同じ音を使う関係
CメジャーとAマイナーは、どちらも白鍵だけで作れるため平行調です。使うスケールの音は同じでも、中心として感じる音がCかAかで、曲の印象やコードの着地点が変わります。
同主調:同じ主音を使う関係
CメジャーとCマイナーは、どちらもCを中心に感じるため同主調です。ただし構成音は異なります。メジャーの明るさとマイナーの陰りを行き来したいとき、同主調の関係が役立ちます。
借用和音との関係
借用和音では、同主調のコードを借りる考え方がよく使われます。Cメジャーの曲にCマイナーのコードを一部入れると、キー感を大きく失わずに雰囲気を変えられます。
転調との関係
平行調や同主調へ曲の中心が移れば、転調として聞こえることがあります。一方で、数小節だけ別のコードを使うだけなら、借用和音として捉える方が分かりやすい場合もあります。
DAWで確認する方法
ピアノロールでCメジャーとAマイナーのスケールを並べ、使う音が同じであることを確認してみましょう。次にCメジャーとCマイナーを比べると、中心は同じでも音が変わることを視覚的に理解できます。
