カットオフ周波数は、フィルターが通す帯域と減衰させる帯域の境目を決める周波数です。ハイパス、ローパス、バンドパスなどで使われます。実際にはその周波数で急に音が消えるのではなく、スロープに沿って徐々に変化します。数値だけで決めず、音源と曲の中で聞こえ方を確認します。フィルターを動かすときの基本的な出発点になる値です。曲の中で必要な量を判断します。
ハイパスとローパス
ハイパスではカットオフより下が減り、ローパスでは上が減ります。設定を動かすと、低域の重さや高域の明るさが変わります。不要な成分を整理するだけでなく、演出として音色を変えるためにも使われます。
バンドパスとの関係
バンドパスでは通す範囲の両端に関わります。中心周波数、幅、傾きの組み合わせで残る音が決まります。狭い設定ほど効果は目立ちますが、自然さは失われやすくなります。
数値の決め方
周波数を上げ下げし、不要な振動やノイズが減り、必要な芯が残る位置を探します。ソロで極端に聞こえても、曲の中では適切なことがあります。逆にソロだけで決めると、他の楽器との重なりを見落とします。
レゾナンスとスロープ
カットオフ周辺を強調するレゾナンス、どれだけ急に減衰するかを表すスロープも音色へ影響します。カットオフだけを動かしたつもりでも、設定によっては目立つピークが生まれます。特に低域や高いレゾナンスでは注意します。
確認の基本
オン/オフを比較し、音が小さくなっただけではないか、モノラルで重要な成分が減っていないかを確認します。フィルターの基礎は、EQの記事で解説しています。
