Logic Proでは「Flex」という機能を使って、オーディオファイルのピッチ修正が可能なんですが、その機能の応用で「オーディオファイルからMIDIデータを抽出する」こともできるんです。
和音には対応しておらず単音じゃないと解析ができないんですが、それでもかなり便利な機能なので、その使い方についてご紹介します。
オーディオデータのFlex Pitchをオンにする
まずはオーディオデータのFlexをオンにして、Flex Pitchのモードに設定します。
オーディオデータを読み込んだり録音したら、リージョンをダブルクリックし、トラックのタブの中にあるFlexボタンをクリックします。
Flexをオンにしたら、プルダウンから「Flex Pitch」を選択してください。
Flex Pitchの使い方についてはこちらの記事に詳しく書いておきましたので、興味のある方は覗いてみてください。
Flex PitchしたオーディオデータをMIDIデータ化する
Flex Pitchのモードに入ってピアノロール上にオーディオデータの音程が表示されたら、左上にある「編集」メニューから「Flex PitchデータからMIDIトラックを作成」をクリックします。
すると、オーディオトラックの隣に「Classic Electric Piano」が挿入されたソフトウェア音源のトラックと、オーディオトラックを元に生成されたMIDIデータが表示されます。
ピアノロールを開くと、こんな具合にMIDIデータとして表示されます。
詳しくは動画を見ていただきたいですが、精度はそこそこで編集は必須ですが、それでも使い方によってはかなり強力な武器になる気がしています。
ギターを弾いてベースの音源で置き換えてみる実験もしてますので、ぜひ動画もご覧ください。