ギタリストにとって足元のエフェクターはこだわりが見える場所の一つ。
僕はここ数年マルチエフェクター+コンパクトの歪みエフェクター1つという組み合わせで使ってます。
マルチエフェクターを使うことの利点についてご紹介しようと思います。
目次
マルチエフェクターを使うことで感じるメリット
いろんなエフェクターが入ってる
当たり前ですがまずはこれ。マルチエフェクターはいろんなエフェクターが入ってるのが特徴であり便利な点です。これ一つ買えばおっけーという感じがします。
もちろんメーカーや機種によって好みのエフェクターが入ってるかどうかということもありますが、選択肢は多いので必ず満足できるエフェクターに出会えるはずです。
最近のマルチエフェクターは音質が良い
昔はマルチエフェクターを通すだけで音痩せすることも多く、マルチエフェクターを使う=音が良くないというイメージがありましたが、最近のマルチエフェクターはとにかく音が良いです。
バッファーが進化してるんだと思うんですよ。エフェクター内部で音が痩せないようにバッファーというものが使われる訳なんですが、そのバッファーによる無駄な味付けがないというか。
コンパクトエフェクターを複数つないでいくと音が痩せて行ってしまうので、それと比較してもマルチエフェクターの方が音が良いと感じます。
BPMを入力できてディレイタイムを正確に設定できる
個人的に重宝しているのはこれ。エフェクターにBPMを入力してディレイタイムを正確に設定できるのはかなり助かってます。
もちろんDD-500のようにBPMを設定できるコンパクトエフェクターもありますが、マルチエフェクターなら他のエフェクターも一緒に入ってますので、性能や音色が同じレベルであればマルチエフェクターの方がいいなと感じてしまいます。
プリセットによって音量調整も簡単
BPMだけでなく音量調整もプリセットごとにできるのが嬉しいです。
ゲインを上げたいわけではないけどボリュームを持ち上げたいっていうことは多いですし、逆に音量を抑えることも簡単にできちゃいます。
配線トラブルを避けられる
コンパクトエフェクターをたくさんつないでいくと、ライブ中やリハ中に機材トラブルが起きたときにどこでトラブルが起きているか分かりにくいです。
ケーブルが増えすぎて配線トラブルに気づきにくいんですよね。
マルチエフェクターなら使うケーブルの数が少ないので、どこでトラブってるか分かりやすいです。
デメリットをカバーする
マルチエフェクターにもいくつかデメリットがありますが、それらも十分カバーできる範囲かと思ってます。
データを移行できる
マルチエフェクターにデメリットがあるとするなら、ライブ当日に壊れたらカバーできない点。コンパクトエフェクターであれば一つくらい急に動かなくなっても問題ないですけども、マルチエフェクターはそれ自体が動かなくなったらアウトですから。
そんなわけでプロの現場では同じ機種を2台用意しておいてトラブったら差し替えられるようにしていたりするんですが、そんなときにデータをパソコンに逃がしておくことで簡単に復元できてしまいます。(機種にもよります。)
プリセットを作るのもパソコンで操作できたりして便利なんですよね。
好みのコンパクトエフェクターがあれば足せば良い
そのマルチエフェクターに入ってる音で満足できないこともありますが、そんなときはコンパクトエフェクターを足せばいいんですよ。
僕も歪みエフェクターだけはコンパクトエフェクターを足してます。
GTシリーズはセンドリターンが付いてるため、追加するコンパクトエフェクターの接続順を自由に決められて便利ですよ。
最後に
そんなわけで僕はBOSSのGTシリーズを使い続けてるんですね。
マルチエフェクターを毛嫌いしてる方もいるかと思いますが、最近のマルチエフェクターは本当にすごいので、ぜひ一度試奏しに行ってみてください。
現在ではGT-1000を使ってます。GT-100よりもかなり進化していて、特に「音の解像度が上がった」印象があります。